業績向上という成功の扉をあなたが開く!
経営幹部に求められる3つの目

取締役 佐藤康二

はじめに

成功の扉?成功の扉の定義って何でしょうか。
当コーナーでも、経営心得的なものから、キャリアアップに通じる考え方、教育訓練の技法、あるいは店舗発のチェーン改革のような実践論まで様々なものを取り上げています。
成功の扉の定義、成功の定義は読者の方々個々に違うとはいえ、コンサルティングファームとしての当社のサイトでは、やはり業績向上という面を定義と捉えるのは不可欠だと考えます。
今回は、「成功の扉」を自ら先頭切って開いていく、経営幹部・管理職に求められる視点をご紹介します。

経営幹部に求められる3つの目

経営幹部はいうまでもなく、組織のメンバーを鼓舞し、業務上の問題解決を図り、組織目標の達成を果たす役割があります。
経営幹部の期待役割はいろいろな切り口で紹介されますが、今回は経営幹部の「視点・モノの見方・捉え方」を取り上げます。

自分を高め、仕事力を高め、組織力を高める「3つの目」ってご存知ですか?
インターネットで検索すると本当にたくさんの「3つの目」が出てきますが、私がこの話を聞いたのは、一年ほど前、得意先の経営者からでした。
この経営者が、幹部を集めた会議で取り上げていた内容です。
「3つの目」と言ってもいろんな解釈があります。
そういえば「3つ目小僧」っていう妖怪がいたり、「3つ目が通る」っていう漫画もありましたね。一般に動物の目は2つですから、第3の目は、いろんな取り上げられ方をするものです。 最も多く言われるのは「両眼」では見えないものが見える第3の目、つまり「心の目」です。ここ数年、ブームのようになった江原さんのようなスピリチュアルな目ということでしょうか。
しかし今回の話は違います。経営幹部に求められる3つの目とは、

  • ・「鳥の目」
  • ・「虫の目」
  • ・「魚の目」

のことです。
鳥の目、虫の目、魚の目です。この3種類の視点、モノの見方・捉え方が、経営幹部に求められるモノの見方・捉え方、もっと言えば「成功の扉」、「業績向上の扉」を開く大いなる参考になります。

第1の目:鳥の目

鳥の目とは、まさに鳥瞰図のイメージです。バード・アイズ・ビューですね。
上空を飛ぶ鳥のようにいつも全体を見る目、遠くまで見通す目。
常に周囲を見渡し、気を配り、安全を確かめながら進路を探る。
高い視点というのは、そのまま高所大所、すなわち「マクロの視点」と言い換えることが出来ます。

「木を見て、森を見ず」にならないよう大所高所にものをみようということです。
自分の林や森だけでなく、隣の山や、外国の山や川、天気の様子にも気を配り、「我々に関係することはないか?脅威はないか?」、「我々がよりよく生きるチャンスはどこにあるか?」とアンテナを張っている状態です。

経営幹部の皆様は、現場の方々よりは、雑務やわずらわしさから開放されているはずです。なぜですか?そうです。それは、より高い位置から、より遠くに出かけていって、様子を探るのが仕事だからです。
ですから、幹部の仕事は、日常の仕事を徹底して権限委譲し、できる部下を育て、まかせることです。そして自分は鳥の目になって、周囲を見る。それが第1の目。第1の仕事です。
社外の環境を見渡すだけではありません。会社全体が見える、部門全体が見渡せるのも上級職位者しかいません。まず全体を知ることが仕事だと再度確認してください。 ほとんどの段取りはここが起点だといえます。

第2の目:虫の目

一方、虫の目とは地を這う虫のように、地に足をつけた現場感覚。
現場にこそある、リアルな目ですね。鳥の目ではわからない、繊細な目線。
(中略)

第3の目:魚の目

そして3つ目は魚の目。ウオの目と読まないで下さい(笑)。
これは大海を泳ぐ魚の目。海は「深海は宇宙よりも分析が進んでいない未知の世界」といわれるように、闇に包まれ、外敵も・生存環境も厳しいところだといいます。
その激しい環境変化に生きる魚のように臨機応変に対処するに、魚はどんな感覚を身に付けているのでしょうか?
それが「潮目(しおめ)を読む」という感覚だそうです。
(中略)

※つづきは下記PDFファイルをご覧ください。
業績向上という成功の扉をあなたが開く!経営幹部に求められる3つの目

PDF画面を開くためには「Adobe Acrobat Reader」が必要です。
あらかじめソフトをダウンロードしてからご利用ください。
Acrobat Reader はアドビシステムズ社より、無償で配布されています。
アドビシステムズ、Acrobat ReaderおよびAcrobatのロゴマークはアドビシステムズ社の登録商標です。
Adobe Acrobat Readerのダウンロードサイト

オピニオン一覧へ戻る

▲このページのトップへ