後継者・経営幹部・次世代リーダー育成研修 導入事例
■「たんしん経営塾」の概要
但馬信用金庫(本部:兵庫県豊岡市)が設立母体となる「たんしん地域振興基金」が企画・運営する「たんしん経営塾」は、地元の経営者・後継者・経営幹部の育成と参加者相互の交流・人脈形成をねらいに、平成13年に第1期生がスタートしました。
中核となる「たんしん経営塾」の講座は2カ月おきに1回開催され、年6回、2年間で12回の体系的なカリキュラムによって、経営者に必要な知識やスキル、マインドを鍛える内容を提供しています。
この本講座以外にも、先進工場や人気アミューズメント施設の視察会による現場学習や、様々な専門家による講演会などを開催するなど、積極的な活動を行っています。
現在、塾生やOB、OGを合わせて231名の但馬の若き経営者・経営幹部・次世代リーダーたちが名を連ね、但馬地域の将来を担う人材の鍛錬・啓蒙の場として大きな役割を果たしています。
会社概要
・名称 | 但馬信用金庫 |
---|---|
・創業 | 大正13年8月1日 |
・本店所在地 | 兵庫県豊岡市中央町17番8号 |
・店舗数 | 31店舗(2009.10.01時点) |
・営業区域 | 兵庫県豊岡市、養父市、朝来市、美方郡、神崎郡、姫路市(旧姫路市、旧神崎郡香寺町、旧飾磨郡夢前町に限る)、高砂市、加古川市、揖保郡太子町、京都府京丹後市久美浜町・網野町・峰山町 |
経営塾のカリキュラム例
2年間で12回の講座(基礎講座9回、実践講座3回)を隔月で実施
テーマ | ||
---|---|---|
基礎講座 9回 | 第1講 | 経営のプロになる/経営の基本 |
第2講 | 人を活かしきる/リーダーシップとコミュニケーション | |
第3講 | 社員を育て、共に成長する/社員育成と組織の活性化 | |
第4講 | 計数に強くなる(入門編) | |
第5講 | 計数に強くなる(応用編) | |
第6講 | 自社・自店のファンをつくる/CSとマーケティング | |
第7講 | 経営戦略の基本を理解する | |
第8講 | 自社・自店の夢づくり/経営ビジョン | |
第9講 | 経営計画をつくる/計画の立案とその実践ポイント | |
実践講座 3回 | 第1講 | 人に関する実践研究 |
第2講 | 資金・コストに関する実践研究 | |
第3講 | CS・マーケティング/経営塾の総括/自己変革宣言 |
地元での幹部育成機関としての機能
第9期目をむかえ、参加者も多様化が進み、近年では1期・2期ごろの経営者の後継者が参加したり
経営者を支える奥様が経営幹部として参加される例も増えてきています。
また、過去に受講した経営者に引き続き、次世代の役員級が参加するなど経営者だけでなく、地元各社における経営幹部、次世代リーダー育成の機関として位置づけられ、その役割や機能の重要性が増してきています。
【参加者の声】
- 「これまで技術屋として仕事に取り組んできたが2年前、父を継いで経営者になってみて、その守備範囲の広さにあらためて自分の視野の狭さ、経験不足を痛感している。このような経営の体系的な学びの場があることで、経営者としての役割を学べる意義は大きい」(製造業・代表者)
- 「地元で創業し、地元の人材を雇用しながら、地元の企業に貢献してきた。IT・ソフトウェアが身近になり、無料化、オープン化していくなか、新たなビジネスの仕組みや、選択と集中が迫られている。これからの自社の取り組みを見直すことに役立てたい」(ソフト開発・代表者)
- 「大学進学で地元を離れ、同業の会社に勤め、修行をしてきた。今回地元に戻ってきて、家業を継ぐ覚悟で仕事をはじめたばかり。こういった場で出会った方々との出会いを大事にして、経営者としての人脈を広げていきたい」(卸売業・後継者)
【当日の講座風景】
「たんしん経営塾」の事務局
たんしん経営塾は「財団法人たんしん地域振興基金」が主催する地域貢献事業のひとつです。
財団法人たんしん地域振興基金は但馬の地域金融機関である但馬信用金庫によって設立され、但馬地域でのコミュニティ活動や産業活性化の活動を応援しています。
(ご参考)財団法人たんしん地域振興基金の運営サイト
「但馬の百科事典」 http://www.tanshin.co.jp/zaidan/index.html
但馬地域の先人、伝統文化、歴史遺産、自然、産業、観光名所、温泉、食、イベントなどを紹介する地域の総合サイト
後継者・経営幹部・次世代リーダー育成研修について、ご興味のある方は、
お問合せフォーム、または03-3662-6101(代表)までお気軽にご連絡ください。