人事考課制度の見直しと考課者研修
導入事例

■導入の経緯
今回ご紹介する事例は、財団法人岩手県予防医学協会様が取り組まれている考課者研修(人事考課制度見直し)です。同協会では、『笑顔を創造する人の育成』という人事理念を掲げ、人材の育成に力を入れております。
今回の研修では、考課者である管理職を対象に、現在導入している人事考課制度の見直しや考課者の人事考課スキルの向上を図ることを目的としました。研修は、1日の集合研修を2回の予定で実施させていただきました。
具体的な研修内容は、「人事考課の役割や目的」を再確認するとともに、"現行の人事考課制度の問題点や改善点"を洗い出し、考課者自身が「人事考課制度の見直しを図る」というものです。
同じ立場の管理職(考課者)が、グループ討議や演習を通じて各職場で直面する課題や抱える悩みを共有し、協会にマッチした人事考課制度の構築を目指して真剣に議論していただきました。与えられた制度ではなく、自らが運用者としての立場で人事考課制度を考え・見直すことにより、人事考課の重要性や本来の目的を再確認することができました。

協会概要

・名称財団法人岩手県予防医学協会
・基本理念岩手県民の健康と福祉に寄与する
・人事理念笑顔を創造する人の育成
・設立昭和45年10月1日
・本拠地岩手県盛岡市永井14-42
・職員人数622名(臨時職員、委託、非常勤職員含む)
・事業内容健康診断・人間ドック・健康支援・環境調査等の
予防医学事業など

研修概要

  • タイトル
    考課者研修(人事考課制度見直し)
  • 対象者
    同協会の管理職20名
  • ねらい
    1.人事考課の役割、目的を再確認する
    2.人事考課の備えるべき4つの要因について確認する
     (考課者の心構え・評価方法・考課の対象範囲・考課要素)
    3.人事考課訓練の意義、目的を再確認する
  • 期待される効果
    1.人事考課制度の理念を理解する
    2.考課ルール、手順を理解し、人事考課のスキルを習得する
    3.考課者の陥りやすいエラーとその対策を学ぶ
    4.能力の育成や開発への結びつけ方を知る
  • 担当講師
    株式会社MELコンサルティング 代表取締役社長 渡辺晴樹

研修カリキュラム(全2回)

第1回目(9:00〜17:00)第2回目(9:00〜17:00)
午前
1.人事考課の役割・目的とは
2.人事考課の備えるべき要件
  • 考課者の心構え、評価方法、対象範囲、考課要素
3.人事考課訓練の意義・目的とは
4.現行制度の問題点と改善点
  • 人事考課表、人事考課制度運用上の問題点
    (グループ討議・全体発表)
午前
1.最新の目標管理とは
  • 目標の正しい設定の仕方
    演習:プロ野球監督の目標はどのように設定するか
2.面談の方法
  • 目標面談、中間フォロー面談、評価育成面談
    演習:面談のロールプレイング
午後
5.協会の人事考課表の見直し
  • 5-1.現行の人事考課表の見直し
     (業績考課)
    • 業績考課の見直しのポイント
    • 問題点の抽出と見直し作業
  • 5-2.現行の人事考課表の見直し
     (能力考課)
    • 能力考課の見直しのポイント
    • 問題点の抽出と見直し作業
  • 5-3.現行の人事考課表の見直し
     (情意考課)
    • 情意考課の見直しのポイント
    • 問題点の抽出と見直し作業
6.研修のまとめ
  • 人事考課表の見直しについて
    (次回への課題)
午後
3.前回の課題の確認
  • 3-1.業績考課の検討
    • 部署別に検討⇒発表
  • 3-2.能力考課の検討
    • 部署別に検討⇒発表
  • 3-3.情意考課の検討
    • 部署別に検討⇒発表
4.研修のまとめ
  • 今後の課題について

人事考課について、ご興味のある方は、
お問合せフォーム、または03-3662-6101(代表)までお気軽にご連絡ください。

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