事業承継はじめてセミナー(浜松開催)報告
2008年6月24日(火)浜松にて『事業承継はじめてセミナー』を開催いたしました。
お忙しい中、多数の経営者・後継者・幹部の方々にご参加いただき、ありがとうございました。
セミナーカリキュラム概要
- 1.なぜ今事業承継か?
- 少子高齢化と事業承継
- 事業承継の難しさ
- 事業承継への取り組み
- 事業承継は経営者の最後の大仕事
- 2.現状を正しく理解しよう
- 現状理解の切り口
- 自社の強みを引き継ぐ
- 3.四つの枠組みから事業承継を考えよう
- 未来づくり
- 組織づくり
- 習慣づくり
- 財産づくり
- 4.事例紹介
セミナー風景
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セミナー参加者の感想
- 自社の強みを引き継ぐポイントの話の中で、「先代と後継者との意識ギャップが最大の問題である」という部分が印象的でした。
- 今後の行動の指針となる情報が得られました。
- 少し難しい話で全てを理解する事はできませんでしたが、まず第一に「理念」が大切という事がわかっただけでもずいぶん勉強になりました。会社に戻ってからじっくり考えてみたいと思います。
- 絶対差の認識の必要性に興味を持ちました。
- いろいろありがとうございました。勉強になりました。
- 「経営理念を引き継ぐ」。実は、このことは私もほぼ毎日実行しています(社長との対話他)。毎日短時間ではありますが、継続が力となると信じています。
- 現社長→後継者→従業員全ての承継。これは実に難しい課題だと感じています(現社長と後継者とのやり取りは割りとスムーズになっているのですが・・・)。
- 時流に乗り変化して行く事で初めて得られる進展、経営戦略について社長と後継者との間で理解しあえない部分をどう共有化していくのかが問題だと思います。
- 経営者の理念を後継者から幹部へと共有したいと思うのですが、理解はしているもののコミュニケーション不足です。
- 後継者が社長に対して勇気を持って場づくりを作ってもらうにはどうしたら良いか考えさせられました。
- 事業承継の準備の大切さがわかりました。
- 財産問題よりも、引継ぎ後のリーダーシップのほうが切実な問題であると考えさせられました。
- 事例や講師の方の実体験ということもあり、分かり易く話をきくことができました。
- 事業承継を目標とし心掛けてきましたが、今のままでは不十分であることがよくわかりました。まだまだ問題が山積みです。
セミナー当日のアンケートより
コミュニケーションギャップが明らかに
参加者の61%が、「幹部・社員とのコミュニケーションや信頼関係が出来ている」という意見でした。しかし、内訳を見ると、後継者が「信頼関係は出来ている」と答えているのに対し、経営者は「後継者と幹部とのコミュニケーションに不安を持っている」と答えている方が多いようでした。
このコミュニケーションギャップをしっかりと埋める取り組みが必要です。
私たちは組織で仕事をしていますから、人と人との信頼関係は大変重要です。特に、経営者・後継者・幹部の相互理解は会社全体に影響を与え、その不協和音は事業承継にはマイナスとなってしまいます。
社員への経営理念浸透は不十分
さらに社員との関わりの中で、「経営理念の重要性を理解して社員にしっかり伝えていますか?」という質問に対しては60%の方がNOと答えています【図1】。
これでは全社一丸となった経営には繋がりにくいかもしれません。
経営理念そのものの重要性を理解し、それを経営判断の座標軸に据えることが大切です。さらに、その重要視した経営理念を社員の皆さんにしっかりと伝達・浸透させていく必要があります。
組織における人間関係は、実際にどの程度の信頼関係が築けているのか、その本音を探ることは容易ではありません。また、事実がわかったとしても一朝一夕に改善できるものでもありません。
幹部・社員は社長(後継者)というリーダーを常に見つめているのです。日頃から地道に声をかけ信頼関係を築いていきましょう。
自社を前向きに評価する姿勢
今回のアンケートでは、参加者の84%が「会社を引き継ぐ、あるいは引き継がせる魅力を感じている」ということでした。とても前向きな姿勢です。
引き継ぎ準備はこれから
ただ、事業承継の準備の進み具合についてはまだまだ不十分なようです。「中長期経営計画を作成していますか?」という質問については60%の方が「作成していない」と答えています【図2】。 また「後継者に円滑に引き継ぎができる仕組みや体制をつくっていますか?」という質問についても58%の方がNOと答えています【図3】。これでは経営者の最後の大仕事となる事業承継の円滑な進展は望めません。
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事業承継は時間をかけて取り組んでいくものです。今はまだ早すぎるということはありません。
今回の参加者は、セミナーに出てみるというアクションを自ら起こされた方々です。これから着々とそれぞれのビジョン達成に向けて事業承継計画をつくっていただけることと思います。
私たちは、皆様の取り組みをこれからも応援していきたいと思います。